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「草のみどり」第267号の「指標」に、佐々木創経済学部准教授の「グローバル社会に一歩踏み出そう」が掲載されました

2013年07月18日

2013年7月1日発行の「草のみどり」第267号において、冒頭記事「指標」に佐々木創経済学部准教授の「グローバル社会に一歩踏み出そう」が掲載されました。
その内容を下記に転載してご紹介します。

グローバル社会に一歩踏み出そう

佐々木創経済学部准教授

佐々木創経済学部准教授

2012年度末、経済学部の同僚とインドを初訪問した。報道とは異なり苦戦している日系企業、日本とは違い惜しみない人材育成を実施し成長するインドのⅠT企業、埃と喧騒、渋滞とゴミを漁る野良牛。

「百聞は一見に如かず」大学院へ入学した当初に指導教授から言われたこの言葉を思い出した。また、学部時代の海外旅行で心躍った記憶や、現地で五感を通じて体験する醍醐味も、海外出張に慣れ過ぎて忘却していたが、初めてのインドで蘇った。

昨年度、中央大学は文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択され、今年度から本格稼働している。本事業の多様なワーキンググループ(WG)の一つに、本学学生が目指すグローバル人材像の行動特性とその評価指標を検討するWGがあり、私は微力ながら関与させて頂いている。一度、大学から離れ、民間シンクタンクを経て着任したばかりの私は、「グローバル人材像」=「日本と同じスペックを海外で発揮できる人」と浅薄な考えしか思いつかなかった。

しかし、WGの諸先生方はグローバル人材像の行動特性を「多様性創発力(多様性に積極的に適応しつつ、その協同から、相乗効果を生み出すことで、新たな価値や成果を得る)」という造語を創り出し、目から鱗が落ちる思いをした。前職において実施した環境関連国際プロジェクトの成功の鍵は、まさに「多様性創発力」が発揮された時だったからだ。

私の授業では「グローバル社会に今は無関心でいることは可能だが、既に無関係でいることは不可能」と教えている。そう遠くはない未来に「今は」という限定条件は取れ、無関心でいることも不可能になろう。

ならば、学生時代に多様性があり刺激的なグローバル社会に一歩踏み出すことが出来れば、きっとその後の人生を豊かにしてくれるはずである。

「可愛い子には旅をさせよ」この言葉の重みは、これまでよりも増している。

[プロフィール]
札幌市出身。北海道大学大学院修了、博士(経済学)。民間シンクタンクを経て、2012年4月より現職。育児は育自、イクメン奮闘中。

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