9月21日~22日、中国の大連大学にて、日本言語文化学院設立10周年記念 第5回「中・日・韓日本言語文化研究国際フォーラム」が開催されました。このフォーラムは、中国、日本、韓国の3カ国の日本学研究者による日本語および日本文化の学術的研究と文化交流を目的としたもので、2004年から実施されています。
大連大学は中央大学の海外協定校であり、昨年新設された「中央大学SENDプログラム(日本語教育)」においては学生をTAとして派遣していることもあり、今回、同フォーラムに本学が初参加しました。
初日の基調講演では、若林茂則副学長が登壇。「中央大学SENDプログラム(日本語教育)」をはじめとする本学のグローバルな取り組み、並びに心理言語学、言語習得について語りました。
2日目には、司会に若林茂則副学長、パネリストに宇佐美毅文学部教授、林明子文学部教授、堀田隆一文学部教授、西沼行博人文科学研究所客員研究員を迎え、「言語使用の前景と背景―言語研究と文学研究」という題目でパネルディスカッションを実施しました。
昼食をはさんで 分科会発表があり、林明子教授は「日本語教育」において、宇佐美毅教授は「日本文学・日本史学」において座長を務めました。その後の閉幕式では、両教授が、それぞれの分科会の座長として、内容報告および講評を行いました。
今回のフォーラムを機に、大連大学とのさらなる連携強化が図られ、日中協力の促進につながったことは大きな成果といえます。