05 REPORT

【第6回IW実施報告】図書館企画展示

2014年12月18日

第6回インターナショナル・ウィーク ASEAN(インドネシア・フィリピン)
「多民族国家の多様性と調和」

『第6回インターナショナル・ウィーク』の一環として12月8日(月)~17日(水)の期間、中央大学多摩キャンパスの中央図書館2階展示コーナー、国際機関資料室にてインドネシア、フィリピンをテーマにした図書館企画展示が行われました。

 

***展示1***
「インドネシア・フィリピン:ASEANをかたちづくる国々」
(2階展示コーナー)

 ともに多民族国家であるインドネシア・フィリピンの民族、言語、文化、宗教を中心に、両国とその多様性を紹介する図書約60点を展示しました。
 また、今回の企画では本学教職員の協力を得て、図書館で所蔵していない珍しい案内書や美術書のほか、インドネシアのソンケッやバティック、フィリピンのティナラク織りなどの伝統的な布、フィリピン・ミンダナオ島少数民族の衣装や短剣、ミンドロ島南部マンヤン族・ブヒッド族それぞれの固有の文字を刻んだ竹製容器などの博物資料を交え、これまでにない展示風景が展開されました。
 「図書館が博物館になったみたい。」という感想も多数寄せられ、実物資料からも両国の民族・文化の多様性を実感していただけたことと思います。

 
***展示2***
「巨大災害とレジリエンス―インドネシア、フィリピン、そして日本の経験から―」
(国際機関資料室)

 今世紀、東アジアは甚大な被害を伴う巨大災害に見舞われてきました。2004年インド洋大津波、2011年東日本大震災、2013年フィリピンを襲った巨大台風「ハイエン」などの災害の記憶は、そこから立ち上がる復興・防災・援助の経験へと繋がります。
 国際機関資料室では、インドネシア、フィリピン、そして日本が経験した大災害と復興の記録を、復元力、弾力という意味を持つ「レジリエンス」をキーワードに特集し、世界銀行、国連食糧計画、ユニセフ、国連国際防災戦略事務所など様々な国際機関の資料から、災害に立ち向かう国際的な研究や取り組みを紹介しました。
 本企画は一部を除き、2014年度中継続して展示しています。展示資料のブックリスト・解説リーフレットなども配布もしていますので、関心のある方は国際機関資料室にお立ち寄りください。

 

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