05 REPORT

【第6回IW実施報告】JICAボランティアセミナー

2015年01月07日

第6回インターナショナル・ウィーク ASEAN(インドネシア・フィリピン)
「多民族国家の多様性と調和」
 2014年12月9日(火)、6104教室にてJICAボランティアセミナーが開催されました。
 教室には予想を超える130名の学生が集まり、満席のなかセミナーがスタート。まずは青年海外協力協会(JOCA)の巨海亮二さんが青年海外協力隊(JICA)の概要を説明し、その後は本学卒業生の竹谷友里さん、宮本剛さんが経験談を披露しました。
竹谷友里さん

学生に質問する竹谷さん。
「タイ人はとても面倒見が良く、優しかった」と話す。現地でのみずみずしい体験談に、
参加者は引き込まれていた。

現地文化『ザバーイ』に馴染むことで、
活動が順調に!

 竹谷友里さんは、日本語教師として2012年9月から2年間タイに赴任しました。
 「タイは『ザバーイ(現地語:楽をするという意)』が好きな文化であり、今を楽しむことを大切にしている」など、現地の生活や文化を紹介し、最初はこれらに戸惑いがあったことを明かしました。
 しかし、学校内にあるキッチンで現地の先生達と一緒にランチを作るようになってからコミュニケーション量も増え、日本語教師としての活動も順調になったそうです。
 

「途上国であるバングラデシュの生活で、
様々なことに感謝の気持ちが芽生えた」
と宮本さん。世界トップの人口密度がストレスにもなったという。

自己の価値観を揺るぎないものにした
異文化での生活

 
 宮本剛さんはハンドボール隊員として2011年9月から2年間、バングラデシュに赴任して、ハンドボールの指導を行っていました。
 活動するなかで「ただ物をあげるだけでなく、相手の努力を引き出すことが大切」と気付き、現地では熱心に話し合いを重ねたそうです。
 帰国してからは「2年間で価値観が変わりましたか?」と聞かれることが多いそうで、宮本さんは「人は基本的にそれほど変わらないものだと思う。しかし自分が持っていた価値観が海外に行くことによって確信になった」と答えているそうです。

 宮本さんは学生に「今の生活に慣れてしまっていませんか?」と問いかけ、青年海外協力隊(JICA)への道を指し示しました。


世界195ヵ国中、153ヵ国が開発途上国。世界人口の約8割にあたる57億人が、そこで暮らしています。
中央大学は青年海外協力隊、日系社会青年ボランティア、短期ボランティアを含め、
281名の派遣実績があります。
(派遣前、派遣中、帰国後を含む/2014年4月25日現在)
 


セミナー協力/国際協力機構(JICA)
 

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