続いて、ナショナリズムが台頭する現在の世界情勢やインド太平洋地域で拡大しつつある課題について説明。同地域で海底資源が注目を集めるなか、現状を力で変えようとする一方的な行動が信用や信頼の欠如に繋がっていると指摘し、「合意形成や対話から解決にあたることで、アジアのより良い未来を創ることができます。世界で二番目に大きい民主主義国家であるインドが、安全保障や経済の構築において日本とともに重要な役割を果たすと信じています」と、両国には地域全体の利益を実現するため協力する道が開かれている現状を説きました。

2017年07月12日
![]() スジャン・R・チノイ駐日インド大使 Ambassador of India, H.E.Mr. Sujan R. Chinoy マハラジャ・サヤジラオ大学にて、最優秀学生として英文学学士号を取得。グジャラート大学で経営学修士取得。1978年には日本の追手門学院大学に交換留学。1981年、インド外務省へ入省すると同時に香港中文大学にて中国語を専攻し、ディプロマを取得。香港や北京、上海などの公館に勤務。ニューヨークの国際連合インド政府代表部では武装解除・国際安全保障担当参事官、在サウジアラビア大使館においては政治担当参事官など、要職を歴任。在メキシコ大使を経て、2015年12月より駐日大使を勤める。 |
チノイ駐日インド大使一行と総長・学長 洒井正三郎ら本学関係者
左から総長・学長 洒井、チノイ駐日インド大使
左から法学部教授 目賀田、チノイ駐日インド大使