05 REPORT

【第11回IW実施報告】アフリカからの留学生×アフリカで活動した中大生「留学体験発表会」

2019年12月13日

インターナショナル・ウィーク 第11回 アフリカ・アジア諸国
 2019年11月12日(火)、多摩キャンパス・ヒルトップ2階にある異文化交流ラウンジGスクエアにて、中央大学で学ぶアフリカからの留学生とアフリカで活動経験のある中央大学生によるトークイベント「留学体験発表会」が開催されました。
 このイベントには3人の学生が登壇しました。アフリカから唯一の留学生、中央大学大学院経済学研究科で学ぶズゲさん、トビタテ留学ジャパン9期生に選ばれモーリシャスで学び、エチオピアでインターン活動をした福田擁大郎さん(経済学部3年)、JICAインターンシップに参加してウガンダ、タンザニアで活動をした祖父江なつみさん(経済学部3年)の3人が自分と関わりのある国の紹介や学んだこと、アフリカへの想い等をそれぞれが熱く語りました。
 
 参加した学生、教職員の皆さんは、登壇した3人の言葉に熱心に耳を傾けていました。留学を通じて成長した体験談から、アフリカ旅行に出かけたような気持ちを味わうこともでき、今のアフリカを知ことができたようです。

ガボン共和国からの留学生:ズゲさん(Nzouge Ngome Nathanael)

中央大学大学院経済学研究科1年(2019年4月~2021年3月留学予定)
 母国ガボンは若い人口層が厚く、エネルギッシュ。温かくてやさしい家族がいて、美しい自然と豊富な資源がある魅力的な国です。公用語はフランス語です。アフリカ大陸の中では南アフリカに次いで経済産業が進んでいて、これから私たち世代がさらに発展させていきます。チュニジアには5年留学していましたが、とても美しくアフリカの中でもおいしい食事が食べられる国です。ここでアフリカのさまざまな国からの友だちができて、価値観を共有したり尊敬することの素晴らしさを学びました。南アフリカはネルソンマンデラで有名で、アフリカ最大の先進国です。家族とホリデイを過ごしに行く親しみのある国です。そして行ってみたい国はケニアです。美しい自然の中にゴリラが生息しているのは有名です。何年も紛争で深刻な地域でしたが、平和になった今では多くの海外企業が駐在するほどの経済国になりました。

 アフリカにはまだ貧しい国や地域もありますが、今、アフリカではデジタル分野や農業分野の技術がどんどん成長しています。スマートフォンは当たり前になり、スマホやカード決済も一般的になってきました。日本の皆さんと素晴らしい友好関係を築いていけるとうれしいです。ガボンはもちろん、アフリカの国々にぜひ来てください。

トビタテ!留学JAPANでモーリシャス、エチオピアへ:福田 擁大郎さん(経済学部3年)

 農業経済を勉強するなかでアフリカ市場の勢いに興味を抱き「トビタテ!留学JAPAN」に挑戦。9期生として2018年にモーリシャスのAfrican Leaders University(以下ALC)へ8か月留学し、エチオピアでスタートアップを支援する企業で6か月インターンシップをしてきました。ALCでは唯一のアジア人留学生として世界50か国からの学生と学び、ガボン人のルームメイトと共に充実の日々を過ごしました。勉強もたくさんしましたが、仲間とフランス語訛りの英語で語り合い共にイベントを開催したり、思い出がたくさんあります。
 日本をアフリカに紹介しながら縁を結ぶ「JAPAFRICA」というイベントを開催し、在モーリシャスの日本大使に来ていただき、参加したアフリカの学生に浴衣を着てもらったりと日本文化を体験してもらいました。さらにALC学生が日本でインターンシップできる企業を開拓したりもしました。エチオピアでは「startup ethiopia2019」(スタートアップ・エチオピア2019)という起業イベントの企画をしました。

 同世代の熱い人たち、成長著しい国の勢いを肌で感じながら、素晴らしい経験をすることができました。アフリカと日本の懸け橋となり、アフリカの成長に貢献できるように頑張っていきたいです。

ウガンダとタンザニアでJICAインターンシップ:祖父江なつみさん(経済学部3年)

 ウガンダに海外研修をしていた姉の紹介でSNSで仲良くなったアフリカの友だちに刺激を受け、「アフリカをこの目で見たい」「発展途上国で困っている人のためにできることを探したい」と思うようになりました。1年休学をしてJICA中期インターンシップに参加し、ウガンダとタンザニアのJICAの現地事務所で活動をしてきました。アフリカは「貧困・危険」「広大な自然と野生動物」のイメージしかなったのですが、そのような場所もありながらも、高層ビルの立ち並ぶ街並みもあり、アフリカの成長をこの目で見ることができました。
 インターンシップでは、協力隊員や専門家に同行してコメ復興支援現場や病院を視察したり、さまざまな場所を訪問しました。元協力隊員で日本人社長の経営する民間企業では、果物の買付けやドライフルーツ製造加工などの仕事を現地スタッフと共に行ったりしました。現地の人々と一緒に生活することにより、旅行では感じ取れないアフリカの人々の素晴らしさにも気が付き、「国際協力」という働き方を理解することもできました。

 アフリカ大陸は広大なので訪れてみたい場所がたくさんあります。もっと勉強して、アフリカで目の前にいる人のための現地に根付いた活動ができるように成長したいと思っています。

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