このプログラムは、2014年9月7日~14日までの間、上海にて上海白門会、上海理工大学の協力のもと、キャリアセンター主催で実施されました。 訪問先企業、中国の学生、参加メンバーとの関わりの中で、本校学生14名一人一人がこのプログラムを通じて自分の将来の キャリアと向き合い、考えるきっかけとしました。
<目的>
・「世界規模で活躍することができる人材」とはどのような人材か、をつかむきっかけとする。
・上海経済、中国の今を知ることを通じて、世界全体を視る力を養う。
・このプログラムを通じて、自分自身のコンピテンシーをどのように伸ばすか、事前準備を含めて目標設定、行動計画をたて、取り組む。
・次の目標設定につなげ、目標を達成するためのプロセスを考える。
<プログラム内容>
本学の卒業生や協定校等にご協力いただき、中央大学独自のプログラムとして実施しました。
多角的な視点に触れることを目指し、事前研修、企業訪問、上海白門会の先輩方との交流、上海理工大学とのディスカッション等を通じた交流を行いました。
1.事前研修
私たちは企業訪問へ向けて、計4度の事前研修を行いました。2名の上海白門会OBにお越しいただき、中国ビジネスでの奮闘のお話をいただいたり、経済学部の唐先生に中国事情の講義を頂きながら、最終的には訪問先企業の事前研究を行いプレゼンテーションを行いました。OBからのご指摘や学生間での議論を通じ、訪問先への理解を深めることができました。
2.企業訪問
このプログラムを通して私たちは8社の企業を中心に訪問させていただきました。新聞社やメーカー、コンサルティングファーム、旅行会社と幅広い業界へアプローチすることができ、訪問先それぞれで異なった視点から働くことを学ばせていただきました。
→訪問企業ごとのレポートは下段の「企業訪問レポート」参照
4.上海理工大学との交流
滞在期間中は上海理工大学の日本文化交流センターにお世話になり、キャンパス内のゲストハウスで宿泊するとともに、上海理工大学の学生とグループディスカッションやウエルカムパーティー、ウェアウェルパーティーなどを通じた、交流を行いました。
特に最終日は両国の教育問題や就活事情、恋愛についての議論を行い、お互いの相違点を把握でき、両国の国民性の理解を深めることができました。
<むすび>
上海理工大学日本交流センターでセンター長を務める何偉銘教授は、“百聞は一見にしかず”という言葉を私たちに残してくださいました。私たち日本人は、中国に限らず海外について、マスコミ、メディアを通した間接的な情報でしか認知していないことがよくあります。間接的な情報というものは、ときに誤りもあり、自分の思考をゆがめてしまうことすらあります。特に今回、中国に対する日本での報道は信頼性に欠けるものが少なくないと感じました。
また、このプログラムを通して、私たちは生の中国と触れ合うことができました。上海で直接情報を享受し、私たちは本当の中国を自分の目で感じ、確かめることができました。なかには、以前までの中国に対する偏見を崩すことができた者も多く、より中国を身近に感じることもできました。特に、イメージをすることが難しい中国のビジネス現場に訪れたことは、当初の目的でもある、海外、とりわけ上海で働くことを現場から理解するということを達成できたといえます。
2014年度 企業研究プログラム@上海 参加者一同
執筆代表者
法学部政治学科 4年 柳谷研登
理工学部物理学科 3年 白木俊平
法学部法律学科 2年 丹羽博彦