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アジア・オセアニア5か国の高校生・教員一行27名が多摩キャンパスを来訪【さくらサイエンスプログラム2022】

2023年01月30日

 2022年12月15日(木)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の国際青少年サイエンス事業(さくらサイエンスプログラム)「ハイスクールプログラム」の下で来日したアジア・オセアニア5か国(台湾、マレーシア、モンゴル、バングラディシュ、パプアニューギニア)の高校生17名と引率教員10名が多摩キャンパスへ来訪しました。
 中央大学ではこれまで理工学部を中心に、この事業で招聘した海外の高校生や大学生を受け入れ、大学・授業見学やプログラムを実施してきました。今回は、多摩キャンパスでの受け入れとなり、オリエンテーション・大学紹介、キャンパスツアー、書道体験等を実施しました。プログラムの実施にあたり、国際経営学部の学生が大学紹介とキャンパスツアーを、書道体験では書道會部員、Gスクエアスタッフの学生が担当し、各国の高校生や先生方と交流しました。

国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)について

 科学技術振興機構(JST)では、海外の優秀な青少年(高校生、大学・大学院生、ポスドク、若手教員等)に、日本の最先端科学技術に対する関心を高めてもらい、海外からの優秀な人材獲得に貢献することを目的の1つとして、短期招聘事業である国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)を実施しています。
 2014年にスタートした高校生コース(ハイスクールプログラム)では、さまざまな国から最優秀の高校生を招聘し、日本の最先端の科学技術やトップの科学者と接することのできるプログラムや大学見学等を実施しています。これまで約 6,500 人をハイスクールプログラムで招聘してきました。2020 年度、2021 年度は新型コロナのため招聘を中断していましたが、今年度は人数を絞って活動を再開しました。

 オリエンテーション(大学・学部紹介)

 多摩キャンパスグローバル館7階ホールにて、オリエンテーション、大学紹介、国際経営学部の学部紹介が行われました。アジア・オセアニア5か国(台湾、マレーシア、モンゴル、バングラディシュ、パプアニューギニア)の高校生17名と引率教員10名のほか、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の国際青少年サイエンス事業担当者、本学からは副学長 白井 宏(国際センター所長/理工学部教授)、国際経営学部学部生、教職員等が出席しました。
 冒頭の白井副学長による歓迎挨拶に続いて、来訪した高校生代表が英語で挨拶をしました。次に韓国からの留学生Ma Jun Youngさん(国際経営学部2年)による大学紹介に続いて、国際経営学部の広報団体MANAメンバー(ファース・サミュエル・一輝さん、澤田魁星さん、佐藤花梨さん)が国際経営学部の紹介を行いました。特に学部紹介では、国際経営学部生によるメッセージを動画で紹介。多数の留学生が在籍し授業の多くが英語で行われている様子が紹介されると、高校生たちは熱心に聞き入っていました。
 一行は宿泊先である豊洲からバス移動が予定より早く到着したこともあり、時間に追われることもなくスムーズにオリエンテーション等が進み、質疑応答の時間が長めに設けられました。高校生や引率教員からの多岐にわたる質問に対して、白井副学長、大学紹介を担当したMAさんは親身に丁寧に回答していました。

▲モンゴルから参加した高校生代表は、緊張しながらも英語で一生懸命に挨拶していました

▲挨拶を述べる副学長 白井 宏(国際センター所長/理工学部 教授)

▲韓国からの学部留学生Ma Jun Youngさん(国際経営学部●年)が大学を紹介

▲日本の大学で学ぶことについてのさまざまな経験やアドバイスを留学生視点で伝えるMaさんの言葉を高校生たちは真剣に聞いていました

▲動画・画像を用いながら英語で大学ならびに学部紹介を担当した国際経営学部の皆さん

 キャンパスツアー&学食でランチタイム

▲晴天に恵まれた中で気持ちのよいキャンパスツアーになりました

  次に、国ごとに分かれてキャンパスツアーに出発しました。国際経営学部生が案内しながら学内を散策しました。グローバル館4階の「中央大学の創立者と 大学史に関するグラフィック展示コーナー」、グリーンテラス、FOREST GATEWAY CHUOホール、図書館を見て回りました。
 高校生たちは、広大で緑豊かで清潔感のあるキャンパスに驚いたようで、移動中に立ち止まってスマートフォンで写真を撮影していました。特に図書館・ヒルトップ前から丹沢を見渡せる景色には感動したようでした。案内役の学生たちは、各所で説明したり質問に答えながら、ランチをとるヒルトップに向かいました。
 ヒルトップでは、学生で混雑する昼休み時間に重なったり、メニュー選びに時間がかかったりしたため、ゆっくりと食べる時間がなかったようですが、大学での学生生活の日常をイメージできる時間になったようです。

 日本の文化を体験しよう「書道」

 ランチタイム後は、ヒルトップ2階にある異文化交流交流ラウンジ「Gスクエア」で、日本文化体験として「書道」に取り組みました。
 初め筆を持って日本語を書く体験に高校生たちはドキドキしながら挑戦しているようでした。書道會部員の丁寧な指導とGスクエアスタッフのサポートを受けながら、自分の名前を漢字やカタカナで書くことを目標に一筆ずつ丁寧に書いていきました。台湾、モンゴルの高校生の中には書道の経験のある子もいましたが、各テーブルに用意された教本を見たり書道會のメンバーに相談しながら思い思いに書道を楽しんでいました。

 書道体験を最後に、高校生たちのキャンパスツアーが終了となりましたが、キャンパス内を散策しながらバスへ移動したようです。半日に渡るプログラムを通じて、中央大学、多摩キャンパスの魅力を楽しんでいただけたようです。

▲白門祭で披露した書道會のパフォーマンス動画を真剣な目で見つめる皆さん

書道体験をサポートした学生の皆さん▶
後列が書道會部員、前列がGスクエアスタッフ

当日のプログラムを担当した中大生の皆さん

<大学紹介>Ma Jun Youngさん(国際経営学部)
<学部紹介>(国際経営学部)ファース・サミュエル・一輝さん、澤田魁星さん、佐藤花梨さん
<キャンパスツアー>(国際経営学部)筒井優太さん、遠田茉周さん、手塚健介さん、Ma Jun Youngさん
<日本文化体験>(書道會)諏訪夏海さん、板橋亜弥さん、星野貴紀さん、村野允胤さん、若井燦冴さん、牛島英利さん
(Gスクエアスタッフ)小林夏海さん、イスンアさん、野嵜裕喜さん、佐藤璃花子さん、チョウソンウンさん

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