02 GLOBAL PERSON

グローバル・パーソン メッセージ vol.019

日本で培った技術・サービスをグローバルに展開

松原大樹さん | メガネの和真 ロンドン店
ゼネラルマネージャー

中央大学文学部 史学科 日本史学専攻 2002年卒業
[掲載日:2013年4月1日]

ロンドン店の責任者として

メガネの販売、加工をはじめ、ロンドン店の責任者として、仕入、総務等の店舗マネジメント業務を行っています。多国籍のスタッフと共にコミュケーションを図り、業務目標を達成していくのはもちろんのこと、在英日本人のお客様だけではなく、イギリス各地をはじめ、ヨーロッパ大陸、アメリカ等世界からお越しいただいたお客様に日本で培ってきた技術やサービスを提供し、満足いただける時が、いちばんやりがいを感じる瞬間です。

松原大樹さん

相手の文化を敬い、自国の文化を語る

中央大学在籍時にもっとも学んだことは、人間関係の大切さです。八王子キャンパスの広大さは、日本全国の大学の中でも屈指であり、全国各地から集まってくる学生と出会うことができます。学生時代の専攻が日本史だったこともあって、自分の知らない文化を知り、さまざまな方面で日本全国の見聞を広める体験ができたことは、自身の近現代史研究にヒントを与えてくれたことや、現在も欧州の方々と日本について話す際、日本という国を語る上でもかけがえのない財産となりました。とくに海外でビジネスを行う人間にとっては、個人としてしっかりと自分の意見を言えるということが求められます。相手の文化を敬った上で自国の文化や習慣を語り親交を深めていくということが大切です。

現在で在英生活5年になりました。会社勤めのため、将来的には帰任ということも考えられますが、日本に戻った場合でも、ロンドンでの経験を活かして海外と繋がりのある仕事をしたいと思っています。海外の店舗管理や商品の仕入れ業務に携わるといったところです。

自分の言葉で語れる「夢」をもつこと

松原大樹さん

高校1年の時に家族でロンドンへ旅行に行き、直感的に「この街に住みながら仕事をしてみたい」と感じました。その後は渡英することを常に頭に置き、「こんな仕事をしたい→する」「何年後にはここに行く」と抽象的な目標を具体的な目標に変えていきました。そして達成するよう最大限努力した結果、今がありますし、達成したからこそ、新たな「夢」を持つことができました。

長らく不景気が続いたことで、未来に対して夢を持ちにくい時代でもありますが、自分の言葉で語れる「夢」を持つことと、ブレない「芯」を身につけることで、卒業後の未来は大きく変わってくるはずです。頑張ってご自身の未来を切り開いてください。

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