02 GLOBAL PERSON

グローバル・パーソン メッセージ vol.012

EU27カ国で山本山製品を供給できるよう 流通網の整備に努めたい

喜田 澄さん | YAMAMOTOYAMA of America UK Office,
EU Regional Manager

中央大学文学部 文学科仏文学専攻 1993年卒業
[掲載日:2013年4月1日]

営業としてEU圏内を飛び回る日々

EU圏内とUAEにおける海苔・お茶・Soy Wrapper(大豆シート)の販売を行っています。営業なので、ヨーロッパ内を飛び回って顧客の新規開拓をしています。昨年からはドバイの代理店も担当。主に日本食レストランを代理店と共に訪問し、日本人や外国人シェフに商品を売り込んでいます。

海苔やお茶は奥深く、たとえば海苔なら1枚5円程度のものから250円ぐらいするものまであります。お茶なら100g300円から3,000円程の幅があります。外国人シェフに、なぜこれだけ価格が違うのかを説明し、納得して買ってもらえた時は、この仕事をしていてよかったと実感します。
また、自分がUK Officeの初代駐在員なので、ゼロから自分で考えて市場を切り拓いていけるところにもやりがいを感じています。今は東欧を中心に新たな市場を開拓中です。

喜田 澄さん

フランス語の知識が役立ったのはロンドン駐在後

学生時代にはさまざまなアルバイトを経験しました。塾の講師や家庭教師、結婚式場やファミリーレストランでのサービス業の仕事、ディスカウントストアの品出しの仕事、自動車工場での工場ラインの仕事などです。これらの仕事を通じて、お金を稼ぐことの大変さや時間を守るという社会人としての基本や常識を学びました。

仏文科を卒業後は、株式会社中埜酢店(現ミツカングループ本社)に就職し、アメリカ駐在5年を含み9年間勤務しました。しかしその間、フランス語の知識が役立ったことはほとんどありませんでした。

フランス語が役立ち始めたのは、山本山に転職してロンドンに駐在し始めてからです。パリの日本食レストランの経営者の90%以上が中国系の人々であり、彼らは中国語かフランス語しか理解できないためです。パリは大都市なので、英語が通じないからといって無視するわけにはいかず、必然的にフランス語を使って営業するしかありませんでした。卒業後10年も経過していたのでかなり苦労しましたが、仏文科で学んだことは少なからず役立ったと思っています。

正しい日本食を普及させる一役を担いたい

今後は、EU27カ国で山本山の製品が手に入るよう、流通網を整備していきたいと考えています。また、近年の日本食ブームで世界各地に日本食が広まっていることは大変喜ばしいことですが、その実態は大半が中国人の経営する日本食レストランなので、ヨーロッパの日本食レストランが正しい日本食を提供できるよう啓蒙し、世界に正しい日本食を普及させる一役を担いたいと思っています。

「鶏口となるも牛後となるなかれ。」

学生の皆さんには、「大企業の歯車となるのではなく、小さい会社の主役になりなさい」というメッセージを送りたいと思います。いつ海外へ出されても生きていけるよう準備して、今のうちに環境適応能力を磨いておきましょう。将来役に立つのは学力よりも対人力です。就職後、どこに配属されても全力で頑張ってください。好きな仕事だけをして食べていけるほど世の中は甘くありません。人が嫌がる仕事でも率先して取り組みましょう。

喜田 澄さん

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