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グローバル・パーソンを目指す中大生 vol.012
「いろいろな国の人を笑顔にしたい」という思いを胸に
若海 伽奈さん
理工学部経営システム工学科３年
海外への憧れから念願の短期留学へ
研究分野への興味とは別に、私には小さいころからずっと海外への憧れがありました。高2の時には初めて外国人の友だちもできました。交換留学でやってきた女の子です。高校の授業で勉強しただけの英語でしたが、彼女にちゃんと伝わったのがすごく嬉しくて、いつかは海外に行きたいという思いが強くなりました。
その後、念願かなって、大学2年次の2月～3年次の4月に短期留学へ。カナダのバンクーバーの語学学校で英語を徹底的に学びました。現地では寮に入っていましたが、ブラジル人や中国人など、日本人以外の友だちがたくさんできて、毎日が新鮮でした。正直、最初はYes、Noぐらいしかいえませんでしたが、それがすごく悔しくて、常に英語で話すように努力しました。おかげで、留学前と比べて、TOEICの点数を200点アップさせることができました。
バンクーバーで、本場のアイスホッケーを観戦
寮で生活を共にしたブラジルの友達と
イエローナイフでLevel5のオーロラとともに
3年次の夏にはカリフォルニア大学デ―ビス校へ
カリフォルニア大学デービス校にて
カナダへの留学で語学力には自信がついたので、これを活かして勉強してみたいと思い、大学3年次の8月～9月にかけて、再び短期留学をしました。Cプラスで理工学部生向けの短期留学プログラム「カリフォルニア大学デービス校」が新設されると知って、迷わず応募したのです。English for Science and Technology（EST）とCommunication and Culture Program（CCP）の2コースがありましたが、私は、科学技術関連トピックスについてのディスカッションやプレゼンテーションを学び、最先端科学技術分野の研究所や企業訪問ができるESTを選択しました。
授業は午前が3コマ、午後が1コマ。午前のIntercultural Research Project は、現地でアンケートを取って集計し、プレゼンテーションをするというものでした。私は、アメリカ人が日本人を、そして日本の技術をどう思うかについて、15人の学生さんからアンケートを取りました。日本が閉鎖的という意見が多く、「私に何ができるのだろう？」と考えました。小さなことかもしれないけれど、今、自分の周りにいる人に対してどれだけホスピタリティを与えられるかで、そうした見解も変わっていくのではないかと思いました。
TESLA社を訪問
大変だったのは、Hot Topics in Science and Technologyのクラスです。毎回テーマが難しく、専門用語だらけで宿題も多くてかなり苦労しました。午後のSite visits（企業訪問）に向けた事前学習もかなり厳しかったです。最初の1週間は夜中の3時くらいまでかかって勉強していました。
プログラムの受講生は日本人がとても多く、みんな様々な分野から魅力的なプレゼンテーションをしていたので、かなり刺激を受けました。おかげで帰国後、授業に対する態度が変わりました。しっかり知識を得ようと積極的に前のほうに座り、日々、勉強にまい進しています。
現地では、ホストファミリーにも大変良くしていただきました。私にとって海外は夢のまた夢なイメージでしたが、今回のプログラムで、企業見学などもして、海外、そして世界の存在をより身近に感じられ、私も海外で働けるんじゃないかと思うようになりました。
理工学部生向け短期留学プログラムの活用を
今は、就職活動の真っただ中です。“海外で働く”ことを軸に、物流やメーカー、商社など、幅広く回っています。どんな職業に就くとしても、「いろいろな国の人を笑顔にしたい」という思いは持ち続けたいと思っています。
理工学部生の後輩の皆さんには、ぜひ中央大学の短期留学プログラムを活用して「カリフォルニア大学デービス校」に留学していただきたいです。私は1期生ですが、新プログラムということで、帰国後、関係の先生方から「今後どうしていきたいか」等についてたくさん意見を聞かれました。1回目ですらとてもよい経験ができたので、これから行く皆さんはもっと素晴らしい経験ができると思います！
カリフォルニア大学デービス校短期留学1期生の同窓会
