小さい頃から洋楽が好きでした。また、父が外資系の企業に勤めていることもあって、日常的に英語で外国人と話している姿にも憧れを抱いていました。ですから、特別英語が得意だったわけではありませんでしたが、英語はずっと好きでした。
大学入学後、中央大学英語学会(ESS)に入部したのも、今思うと必然的だったのかもしれません。ESSでは英語で話す機会に恵まれているだけでなく、留学経験者、海外旅行の達人、様々な学部・学科の会員が大勢いるので、普通に話しているだけでも楽しく、刺激を受けています。
現在はESSの会長として、約300名の会員を取りまとめています。新たに加わった1年生もそうですが、大半は「英語を話したい」「英語の勉強がしたい」といった人たちがESSに入部してきます。ですが、私は「●▲■がしたいから、英語を話したい、勉強したい」といった明確な目標を持った人のほうが伸びるし、続くと思っています。ESSは決して英語がペラペラな人ばかりがいるわけではありません。最初はつたない英語であったとしても、いかに相手とコミュニケーションをとろうと努力するか。このことのほうが大事だと思っています。
ですから、後輩たちには「まずは身近な目標を立てること」を勧めています。「スピーチコンテストに出る」「外国人と話す」など、とにかく何でも構いません。そうした目標に向かって会員同士支え合い、切磋琢磨する中で、自己を磨き、満足感を持ってもらえたらと思っています。そして、今後、ESSの存在が学内や社会にさらに認知され、信頼され、影響力を与えられるような組織になればと願っています。