05 REPORT

多摩キャンパス開催「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」第4期・第5期 中大トビタテ生 報告会・説明会_報告レポート

2017年05月09日

↑国際センターが、留学計画の
ロジックの立て方などをアドバイス

 2017年4月27日(木)、多摩キャンパス ヒルトップ2階・Gスクエアにて、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の報告会・説明会が実施されました。2017年度、初開催となった報告会・説明会には、トビタテ!留学JAPANの4期生の染谷莉奈子さん(文学研究科1年)と、5期生の大内玲旺さん(総合政策学部4年)が、渡航の流れや現地での体験を報告しました。
 染谷さん、大内さんの報告前には、国際センターから「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」についての説明や注意点などが紹介されました。本学は第1期~6期までに39名のトビタテ生を輩出し、全国私大第4位の合格実績を上げています。

 第8期 募集スケジュール(予定)
応募:2017年7月~9月
留学開始:2018年4月~10月
 第9期 募集スケジュール(予定)
応募:2017年12月~2018年2月
留学開始:2018年8月~2019年3月
※個人では応募できません。中央大学 国際センターを通してのみ、応募が可能です。
学内の応募受付期間を確認のうえ、申請してください。

第4期生・第5期生 報告会

第4期生 報告者

 染谷 莉奈子(ソメヤ リナコ)さん/文学研究科1年
コース名:多様性人材コース
渡航地域:スウェーデン王国
派遣期間:2016年8月25日~2017年1月15日
留学計画内容:ミッド・スウェーデン大学で研究、スウェーデンの高齢知的障害当事者の生活実態を調査


 学部生時代にスウェーデンへ1年間留学し、ミッド・スウェーデン大学で社会福祉実習を行っていました。トビタテでは、当時やり残してしまった調査を完成させるために応募し、今回、追記調査を行いました。スウェーデンでは知的障がい者の自立について日本にはない事例が調査でき、海外で実践活動をすることがどれほど大切かを実感しました。
 トビタテの計画書を書く時には、すべての質問に答えることが大切だと思います。計画が本当に行えるか、実効性も見られています。合格後には海外派遣前後に合宿があり、計画した活動へのアプローチ方法や将来の夢への繋げ方を洗い出します。ネクストアクションに、どう移すかを考えるんです。これらの作業では、ただ交換留学をする以上のものが得られると感じました。

第5期生 報告者

 大内 玲旺(オオウチ レオ)さん/総合政策学部4年
コース名:新興国コース
渡航地域:イラン・イスラム共和国
派遣期間:2016年9月3日~2017年3月15日
留学計画内容:語学学校でペルシア語の学習、イランの市場調査および難民調査


 総合政策学部の第二外国語として、1年次からペルシア語を選択していました。3年次からは中東・イスラーム研究を行うゼミに所属し、現在はイラン革命後のイラン・イスラーム体制について勉強しています。
 トビタテではイランの語学学校に週5回通い、ペルシア語を勉強しました。実践活動では、日本企業がイランに進出する可能性について市場調査。現地の商社で働いている知人を頼り、商社や代理店の方たちに聞き取り調査を行いました。もう1つはイラン国内におけるアフガニスタン難民の調査を行いました。ここでは紆余曲折があり、予定していた受け入れ先からお断りされる事態が発生。現地で受け入れ先を探しましたが難航し、結局、派遣期間最後の2か月程度しか活動できませんでした。留学中は自分が想像するよりも、上手くいかないことがあります。早めに行動を起こすことをお勧めします。
 また、イランには過去2回旅行経験があったため、すぐにイランの環境に慣れるだろうと思っていたのですが、旅行と生活するのとでは大きく違いました。宗教、文化の違いなど初めから分かっていましたが、それでも生活に慣れるまで苦労しました。
 トビタテでは語学学習が一番の目的だったのですが、実践活動を通じて人脈が広がり、語学以上に色々なことが学べました。計画を立てることで自分の人生を見つめ直すきっかけにもなったため、合否を別にしても、応募してみる価値があると思います。

前へ

次へ