05 REPORT

トビタテ!留学JAPAN 第4・5期中大トビタテ生(アメリカ・ドイツ)
報告会・第9期説明会_報告レポート

2017年11月08日

↑国際センターによる説明

↑報告会後には、トビタテ生に
個別で質問する学生が相次いだ

 自分でプランニングした留学計画に奨学金が給付される海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の第9期が、12月頃にトビタテ公式HPで募集期間が発表される予定です。
 これに先駆け、国際センターでは説明会およびトビタテに合格した学生たちによる報告会を、10月から11月にかけて実施します。
 2017年10月31日(火)には、第9期募集に向けた第1回目の説明会および中大トビタテ生による報告会が開催されました。
 説明会ではトビタテの特徴である「実践活動が必須」であることや、今年から「理系、複合・融合系人材コース 未来テクノロジー人材枠」が新設されたことなどが説明されました。
 中大トビタテ生からの報告では、第4期合格者の大塚悠記さん(商学部4年)と第5期合格者の川瀬愛子さん(法学部4年)が、現地での活動の様子や就職活動について報告しました。

報告会・説明会は、今後も下記のスケジュールで開催予定です。
11月10日(金)5限 多摩キャンパス・Gスクエア
11月21日(火)2限 後楽園キャンパス・1226号室
11月23日(木)5限 多摩キャンパス・Gスクエア

 第9期 募集スケジュール
募集:2017年12月頃(トビタテ公式HPにて発表予定)
留学開始:2018年8月18日~2019年3月31日
※個人では応募できません。中央大学 国際センターを通してのみ、応募が可能です。
学内の応募受付期間を確認のうえ、申請してください。

留学報告会

第4期生 報告者

 大塚 悠記(オオツカ ユウキ)さん/商学部4年
コース名:多様性人材コース
渡航地域:アメリカ
派遣期間:2016年8月21日~2017年5月19日
留学計画内容:【学修内容】カリフォルニア州立大学モントレーベイ校に交換留学し、アメリカ経営学を学修 【実践活動】抹茶ドリンク専門店でインターンシップ、講演会等


 私の親族には経営者が多く、大学1年生の時から「自分も起業したい」と考えていました。当初は海外で流行っているという抹茶のお菓子を量販店で購入して海外へ持参し、小袋に分け、現地で配布しながらアンケートなども取っていました。しかし、この活動は継続すると赤字が出てしまうこともあり、アメリカでの起業に備えて現地調査のために留学を決意しました。インターン先はアメリカの抹茶ドリンク専門店です。最初にメールでインターンを申し込んだ時にはあいまいな返事しか返ってこず、アメリカに行って直談判をしてインターンにこぎつけました。ここで身に付けたのは、営業力です。最初はお客様に商品を勧めても相手にしてもらえませんでしたが、販売前に3分ほど会話して盛り上がってから商品を話題にすると、買ってもらえることが増えました。皆さんも一方的に自分の意見を主張するのではなく、相手との関係を築いてから交渉すれば、上手くいくことが増えるのではないでしょうか。
 トビタテで留学計画書を作る時、「海外で価値観を広げたい」と書いても面接官は見慣れているはずです。それよりも、固有名詞や数字を書くと具体性が出て目に留まりやすいと思います。私はトビタテ応募前に街頭で外国人にアンケート調査を行っていました。アンケートは数字が取れるのでお勧めです。
 最後に、私は皆さんに「かっこよくあれ、かわいくあれ」と言いたいです。例えば髪形を変えると、気分も変わりますよね。これは自分に自信を持つためのセルフブランディングです。気持ちが前向きなる日が続けば、それが一歩となります。もう1つは「勇敢であれ」ということ。自分の夢に向かってしなければいけないことに対し、面倒くさい、怖いと言って逃げないこと。やってみて失敗するのもいいと思います。成功したら、もっといいですね。この2つだけ、覚えておいて欲しいです。

第5期生 報告者

 川瀬 愛子(カワセ アイコ)さん/法学部4年
コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:ドイツ
派遣期間:2016年9月1日~2017年7月25日
留学計画内容:【学修内容】ベルリン自由大学に交換留学し、多文化共生、移民問題等を学修 【実践活動】国際人権NGOでボランティア、和楽器演奏活動


 トビタテの申請書類や面接では、留学計画が突発的なものではなく、これまでの自分と繋がっていることをアピールしました。例えば、実践活動先の国際人権NGOについては、この団体の東京支部でアルバイトをしていたため既に繋がりがあり、意味があるものだと説明しました。実際に留学先のドイツ支部にボランティアを申し込んだ時も、スムーズに受け入れてもらえました。実践活動の受け入れ先となる団体に事前に参加し、日本にいる間に繋がりを持っておくのはお勧めです。
 もう一つの実践活動の和楽器演奏では、「尺八を吹きたい」と周囲に話をしていたことで、イベントでパフォーマンスするチャンスがもらえました。自分のやりたいことは口に出して、周囲に意識してもらうことが大切だと感じました。どこかで覚えていてもらえれば、誘ってもらえるからです。皆さんが留学したいと思っているなら、友人や教員に話をしてみると、留学経験の話が聞けたりトビタテ生を紹介してもらえたりするかもしれません。
 留学後の進路は就職か大学院に進むか悩んでいたため、就職活動をスタートさせたのは6月になってからでした。留学先から就職情報サイトに登録しましたが、この時点で既にエントリーできない求人や書類の郵送が間に合わない求人もありました。さらにインターネットの環境も日本と異なり、Webテストも思うように受けられませんでした。もし、留学先で就職活動をする予定であれば、パソコンやSPI対策本など、事前に準備できることは是非、備えてください。私の場合は7月にエントリーシートを提出し、Webテストを受け、7月26日に帰国したその足で会社説明会に出席。9月1日に内々定を頂きました。留学と同時期の就職活動は短期決戦となりますが、トビタテで得た気付きをもとに就職活動ができます!

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