05 REPORT

【さくらサイエンスプラン】2015年8月24日 共同作業、最終発表会

2015年09月04日

 8日目は、午前・午後を通してインドネシアと日本の学生の共同作業でした。22日に続いての共同作業ということもあり、すでにチームワークも生まれ、ディスカッションも弾んでいるようでした。ただし、弾んだディスカッションをまとめるのが難しいようで、午後から発表までの時間で、一生懸命にプレゼン資料を作る様子が見られました。
 15時からは、3300教室で発表会を開催しました。副学長・理工学部 加藤俊一教授、土木研究所の對馬様、金子様、チューターとしてサポートしてきた理工学研究科博士後期課程の丁青さん、Herto先生と山村先生で各チームのプレゼンテーションを10点満点で採点しました。
 各チームが非常に良く練られた発表で、日本人学生も含む全員が英語で発表しました。質疑応答も、もちろん英語で行いました。Aチームでは、寸劇を取り入れて浄水処理についてわかりやすく説明していました。Bチームでは、年代ごとに詳しいアクションプランを提示すると共に、具体的な数字を持って水環境保全の改善について発表していました。Cチームでは、日本とインドネシアの環境の違いをわかりやすく説明すると共に、インドネシアの下水処理に関わる問題点とその解決方法について多面的に議論されていました。最後に加藤副学長からは、「全てのチームがすばらしい発表でした。分散型システムもインドネシアには役に立つと思います。今後がんばってください」と講評がありました。
Aチーム

↑Aチーム

Bチーム

↑Bチーム

Cチーム

↑Cチーム

 最終発表会の後に、大学内でFarewell Partyを開催しました。
 既に日本とインドネシアの学生との間で強い絆が生まれており、お互いが相手の言語で簡単な会話を交わす等、楽しい時を過ごしました。
 最終発表会で最も得点の高かったCチームには、加藤副学長から賞状と賞品の贈呈がありました。
 会の後半には、インドネシアの学生から日本語での歌声に乗せて、これまでに撮った写真を上映してくれました。この8日間の楽しい日々を思い返しました。
 また、3日目に披露してくれたインドネシアの伝統的な曲とAKB48の曲をギター演奏と共に再度披露してくれました。最後に、さくらサイエンスプランの修了証を全員に手渡して、会を終了しました。最後まで日本とインドネシアの学生が別れを惜しんで、再会を互いに約束していました。

2015年8月25日 帰国

 最終日、一行は午前の便で羽田空港より出国し、無事帰国しました。終わってみれば短い期間ではありましたが、中大生とバンドン工科大学の学生がお互いの環境技術、生活、食文化等において交流が深まり、科学技術の分野で日本の青少年と交流するというさくらサイエンスプランの目的にかなったプログラムになったと思います。

 



 

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