05 REPORT

聖徳学園高校国際貢献授業で本学学生がグローバルな体験についてプレゼン

2016年06月01日

↑タイに交換留学した経験について話をする野口貴裕さん。

↑ 国際協力についての講義を行う小川客員教授。


↑ 中央大学の学生の話を聞く聖徳学園高校の生徒。

  2016年5月10日(火)、12日(木)に、聖徳学園高校の国際貢献授業で、小川正純客員教授(大学院公共政策研究科/国際センター・国際プログラムコーディネーター)が「国際協力について」の講義を行うとともに、4名の本学学生が自分たちの海外での体験や国際協力への思いについて話しました。
 国際貢献授業は「日本にいながらどのような国際貢献ができるか?」をテーマに、自分たちにできる国際貢献の方法を様々な開発途上国の歴史的、社会的背景を参考にしながら考える、高校2年生を対象とした1年間に渡る授業です。
 小川客員教授は2年1組~5組のそれぞれのクラスで「国際協力について」の講義を行い、授業の後半では、大学生4名がクラスを分担して自分の海外での経験について話をしました。
 野口貴裕さん(法学部5年生)はタイのタマサート大学に交換留学し、現在ルワンダにIT教育支援を行っています。野口さんは、ITで教育格差をなくすとともに、学歴社会を学習歴社会に変えたいという思いについて話をしました。
 竹田 響さん(総合政策学部5年生)は北朝鮮に渡航し大学生と交流した事例を紹介しました。テレビ等のメディアで報道されているものと違い、北朝鮮の学生も自分たちと同じ普通の年頃の人たちで、思ったよりも穏やかで優しかったという話に高校生は聞き入っていました。
 藤田裕介さん(商学部1年生)は高校時代に海外研修でタイに行った際にオーガニック野菜に関心を持ち、日本でオーガニック野菜を知ってもらうための企画を考えた経験を披露するとともに、1クラスの40名を対象に「世界が40人の村だったら」の話をし、自分と違う人を理解し、相手をあるがままに受け入れることの大切さを強調しました。
 


↑ 学生団体AIESECでの国際的な活動について話す甲州優太さん。竹田響さん、藤田裕介さんも学生に向けて体験談を語った。



 甲州優太さん(法学部4年生)は学生団体AIESECで国際的な活動をしています。授業では、高校生に「色々な経験をして色々な価値観や文化に触れて欲しい」という自分の思いを伝えました。
 4名の大学生の話は、高校生が自分たちで出来る国際貢献を考えるにあたって大いに参考になるものでした。国際貢献授業では、今後5つのクラスがそれぞれインドネシア、ミクロネシア、パナマ、ラオス、ルワンダを対象に、自分たちがそれらの国に何が出来るかを考え、来年3月の成果報告会でクラス毎に成果を発表します。高校生が自分たちでどのような国際貢献を考えるか楽しみです。

↑タマサート大学に交換留学していた時の野口貴裕さん(中央)。
交換留学した経験について話をした。

↑日朝学生交流で北朝鮮を訪問し、
北朝鮮の大学生と交流する竹田 響さん(中央)。

↑高校時代に訪問したタイの「生き直しの学校」で、
子どもたちと食事をする藤田裕介さん(右端)。

↑高校時代に国際協力を学びにタイを訪れた甲州優太さん(右)。
学生団体AIESECでの国際的な活動などについて発表。

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