05 REPORT

【第8回IW実施報告】講演会「メキシコ先住民の過去と現在」

2017年01月10日

インターナショナル・ウィーク
第8回 メキシコ

天文学に長けていたマヤ文明のピラミッドやメキシコ原産のカカオ、トウモロコシなど親しみやすいテーマも紹介された。
先住民は植民地時代から現在に至るまで恵まれた境遇にあるとは言えないが、実は私たちの食卓もメキシコ先住民文化の恩恵を受けている。

 2016年11月28日(月)、多摩キャンパス中央図書館4階 プレゼンホールにて、丹波美佐子氏(商学部兼任講師)による講演「メキシコ先住民の過去と現在」が行われました。
 幼少期よりメキシコで暮らしていた丹波氏は、メキシコ先住民言語に関する調査のきっかけを「先住民たちの、彼ら自身の土地であるはずのメキシコにおける立場について疑問に感じた」と紹介。自身の体験を絡めながら、メキシコ先住民の文化・歴史や現代のメキシコ先住民を取り巻く環境、今後の課題などについて、現地調査時の貴重な資料映像を交えて講演しました。
 質疑応答の時間にはメキシコ先住民の現状や宗教観、言語について活発に質問が挙がっただけでなく、講演終了後に改めて講師に話しかける熱心な学生もいました。

講演者プロフィール

商学部兼任講師 丹波 美佐子
幼少期よりメキシコに在住。メキシコ国立自治大学(UNAM)スペイン文学専攻。メキシコの大学・国立歴史人類学院(ENAH)にて、言語学の修士課程を修了。フィールドワークを通じ、メキシコ先住民・プレペチャ族との交流経験を持つ。現在は本学のほか、他大学にてスペイン語の講師を務める。

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