05 REPORT

【第9回 IW実施報告】
中央図書館「こどもたちのための国連パネル展 & 国連の本展」

2018年01月15日

インターナショナル・ウィーク
第9回 国際機関
 第9回「インターナショナル・ウィーク」が、多摩キャンパスおよび後楽園キャンパスにて、2017年11月13日(月)~12月19日(火)に実施されました。今回のテーマは、「国際機関」。ユニセフの名称で知られる国連児童基金(United Nations Children’s Fund, UNICEF)や国連世界食糧計画 (United Nations World Food Programme, WFP)といった国際協力の分野で活躍する機関がとりあげられました。

 多摩キャンパス中央図書館では、インターナショナル・ウィーク開催に合わせて2つの企画展示を開催。図書館1F展示ホールでは、「こどもたちのための国連パネル展 -WFP・ユニセフのパネル&ポスターより-」と題して、国際連合世界食糧計画WFP協会と日本ユニセフ協会制作の大型パネルやポスターを展示しました。
 図書館2F展示コーナーでは、「こどもたちのための『国連の本』展 -ユニセフの資料を中心に-」を開催。本学図書館に設置されている国際機関資料室所蔵の児童書、青少年向け資料を展示しました。

こどもたちのための国連パネル展 -WFP・ユニセフのパネル&ポスターより-

期間:2017年11月22日(水)~12月5日(火)
場所:図書館1F展示ホール

図書館1F展示ホールの様子

 紛争や災害、貧困など、厳しい環境の中にいる子どもたちのための国連WFPとユニセフの活動が、大型パネルやポスターなどを通じて紹介されました。普段大学では目にしない、易しい言葉で説明された子ども向けのポスターも注目を集めました。
 また、今回インターナショナル・ウィークに際して経済学部で特別公開授業を行った国連WFP協会 理事の忍足謙朗 氏や、本学総合政策学部OGで国連WFPに勤務する野副美緒 氏をはじめ、多くのインタビュー記事が掲示され、学生たちの興味を惹きつけました。
 展示ケースには、日本ユニセフ協会制作の支援グッズ「ユニセフカード」のほか、国連WFP協会が開発途上国の子どもたちに給食を届ける「レッドカップキャンペーン」のグッズや協賛商品が並び、展示を訪れた人々に支援への行動を起こすきっかけとして紹介されました。

世界の飢餓状況を示した国連WFP「ハンガーマップ」ほか大型パネル資料が並ぶ

ユニセフの学習教材「組み立て地球儀」をはじめ、持ち帰りできる資料も置かれた

私たちができる身近な支援の一例として紹介された「レッドカップキャンペーン」

こどもたちのための「国連の本」展 -ユニセフの資料を中心に-

図書館2F展示コーナーの様子

期間:2017年11月30日(木)~12月16日(土)
場所:図書館2F展示コーナー

 図書館2Fの展示コーナーでは、ユニセフの活動を紹介する児童書やワークブック、国連の専門機関が作成した児童・青少年向け刊行物など84点におよぶ資料を展示。実際に手に取って見ることのできる多くの児童書を通じて、いまを生きる子どもたちに国際機関が伝えるメッセージが紹介されました。展示ケースには、日本ユニセフ協会の歴代の年次報告など公式資料のほか、黒柳徹子さんらユニセフ親善大使の活動をとりあげた雑誌記事が並びました。
 児童書のほかにも写真集や著名人によるエッセイ、グローバルキャリア関連の書籍など幅広いジャンルの資料が集められたことで、多角的な切り口から国際機関の活動にアプローチする展示となり、多くの学生が足を止めて資料に見入っていました。
  展示は好評を得て、当初予定していた開催期間2017年11月30日(木)~12月8日(金)を延長し、12月16日(土)まで公開されました。

日本ユニセフ協会、国連WFP協会が発行する資料、報告書のほか関連資料も紹介

ユニセフ親善大使など著名人の活動を伝える記事も展示された

外国語版の資料を通して、多角的な視点から国際協力を学べる展示となった

↑高円氏(奥)と本学図書館職員(手前)。図書館1F展示ホールにて
←(写真左より) 図書館2F展示コーナー、中央図書館内にある国際機関資料室(中央大学国連寄託図書館)を訪問

 2017年12月5日(火)、日本ユニセフ協会学校事業部の高円承子 氏が2つの展示の視察のために来訪しました。本学図書館職員が案内する中で、高円 氏が日本ユニセフ協会で実際にプロモーションに携わった書籍を展示の中にみつける一幕も。編集や制作の現場の様子が語られ、終始和やかな雰囲気での訪問となりました。


展示ケースの資料に見入る高円氏


国際機関資料室でユニセフ資料を閲覧

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