第10回インターナショナル・ウィーク Ｇスクエア・イベント
「アジア・デー」
2018年11月15日（木）、16日（金）の2日間、多摩キャンパス・ヒルトップ2階にある異文化交流ラウンジ「G2（G Square）～Ｇスクエア」にて、インターナショナル・ウィークイベント「アジア・デー」が開催されました。
今回のイベントは、アジアの様々な国からの留学生が「自国の魅力を中大の皆さんに紹介したい」という思いから、日本人学生らと共に企画して、インターナショナル・ウィーク期間中の開催が実現しました。
1日目は中国、インドネシア・フィリピン・マレーシアの4か国、2日目には韓国・ミャンマー・タイ、3か国からの留学生の皆さんが登場。
留学生の皆さんは緊張したり、照れながらも、大学に留学して身に付けた日本語でスクリーンを使って母国を紹介しました。また伝統的な民族舞踊や歌などを披露するグループや自国のポピュラーなお茶やスナックなどを振る舞うグループもありました。
昼休みの時間帯ということもあり、Ｇスクエアには日本人や各国からの留学生など、多くの学生らが集まりました。会場に来た皆さんは、日本にいながらアジア各国の雰囲気を楽しみ、それぞれに魅力のある各国の文化に触れることができたようです。
1日目～中国・インドネシア・フィリピン・マレーシア
中華人民共和国（中国）～People's Republic of China
中国の民謡と瓢箪笛（ひょうたんぶえ）の演奏を披露しました。また、中国といえばお茶。お茶の解説に続き、中国の皆さんが普段飲む淹れ方ではなく、大切なおもてなしや行事で使う正式な茶道具で淹れた3種類のお茶を皆さんで味わいました。
▲優雅な歌声と美しい笛の音色に加えて、素敵な民族衣装も魅力的でした
▲▶正式な茶道具と高級な茶葉を母国から持参してきました
インドネシア～Republic of Indonesia
インドネシアの皆さんは伝統の踊りを披露しました。踊りやインドネシア文化に興味をもつ各国の学生も仲間に加わって楽しく踊りました。
◀▲踊りの中には流れるような場面がありました。練習の成果もあって息の合った動きを見せてくれました
フィリピン共和国～Republic of the Philippines
スクリーンで絶対に訪れてほしい様々な観光地、フィリピンでは定番の乗り合いバスジプニー、ソウルフードなど、お国紹介をしました。フィリピン国民のみんなが大好きなスナックを皆で味わいました。
◀▲観光バスのガイドさんのような元気いっぱいのフィリピン紹介に、会場に来ていた皆が夢中になって聞いていました
マレーシア～Malaysia
スクリーンでのお国紹介では、多民族国家ならではの観光地やソウルフードなどを楽しくプレゼンしました。マレーシアでは欠かせない野菜パンダンリーフを使ったプチケーキを味わいました。
▶結婚式など正装するときには必ず着るという民族衣装。多民族国家なこともあり、民族の違いによって様々なタイプの衣装があるようです
2日目～韓国・ミャンマー・タイ
大韓民国（韓国）～Republic of Korea
韓国の日常生活やソウルフードなどをスクリーンで紹介しました。会場の皆さんは、ハト麦茶「ユルム茶」、ゆずの入った「ユジャ茶」を味わいながら、朝鮮民謡の代表曲「アリラン」を楽しみました。スクリーンで歌詞を日本語とハングルで紹介してくれました。
▲韓国には様々な種類のお茶があります。この日に味わった「ユルム茶」はハト麦のほかジンジャー、ピーナッツが入っています。ジンジャー効果で温まるため韓国の寒い冬には欠かせません
ミャンマー連邦共和国～Republic of the Union of Myanmar
スクリーンでのお国紹介のほか、旧正月（4月中旬）に各地で開催される「ソンクラーン（水かけ祭り）」の踊りを披露しました。
◀▲水かけ祭りは新たな年を迎えるミャンマー最大の祭りで、「1年の悪いものを水で洗い流す」という意味があります
タイ王国～Kingdom of Thailand
タイの皆さんは、多民族国家らしく様々なタイプの民族衣装を披露しました。また、タイの民族舞踊を紹介し、会場の皆さんにダンスに欠かせない手の動きなどをレクチャーしました。
▲タイ語で皆さんにごあいさつ「サワディーカー」。タイ人の美しい合掌は、あいさつのときに大切にしている作法です
Let's Dance of Thailand together！
2日間のラストを担ったタイの皆さんにタイ舞踊を教わって、参加した皆さん、見に来た皆さんが共に、タイの音楽に合わせてダンスを踊りました。初めての体験に少し照れながらも笑顔で輪になって踊り、楽しかった「アジア・デー」を締めくくりました。
楽しかったアジア・デー
▲2日目のアジアデーを盛り上げてくれた女子の皆さん
2日にわたって開催されたGスクエアでの「アジア・デー」。
母国を紹介した留学生の皆さんは、「民族衣装を持って日本に来たので、他国の留学生や日本人学生に披露できてうれしい」「母国の味を楽しんでもらえてよかった」「このイベントを機に、私の国を身近感じてもらいたいです」「観光や留学などで私の国に来てください」などと、感想や思いを熱く語ってくれました。
和気あいあいな雰囲気の中で行うことができ、国境を越えた交流を深めることができた大変有意義なイベントとなりました。
アジア・デーをさらに盛り上げてくれたお茶とスイーツを一部ご紹介します
▲ミカンの皮の中で茶葉を熟成した「小青柑」。皮ごと急須に入れてお湯を注ぎます
