05 REPORT

Japan TRIP @ Gスクエア~中央大学から日本各地へ!Short Trip

2019年11月05日

 多摩キャンパスヒルトップ2階にある、異文化交流スペース「Gスクエア」では、日本人学生と外国人留学生で構成されたGスクエアスタッフが留学生と日本人学生の交流を目的としたさまざまなイベントを企画しています。
 
 2019年10月1日(火)、Gスクエア初企画となる『Japan TRIP』が開催されました。日本各地の魅力を外国人留学生に伝え、旅行計画の参考にしてもらいたいと考案されました。
 北海道、関東、関西、九州、沖縄の5地区に分かれての座談会形式ですすめられました。この日はガイド役として日本各地出身の学生11人が参加。自分たちのおすすめする地元の観光スポットや食、文化等を紹介したり、留学生からの質問に答えました。全国の名物菓子を食べたり、地域を移動してみたりと、和気あいあいとした雰囲気のイベントとなりました。

 
 多くの留学生は、休日に日本各地への旅行を楽しみにしていて、外国人向けのガイドブックや旅行サイトを利用して情報収集をしているようです。今回のイベントに参加した留学生からは、「ガイドブックには載っていないレアな情報を得ることができた」「話を実際に聞くことで地域の魅力が伝わってきた」「旅行に行くのが楽しみになった」といった感想が聞こえてきました。またガイドをした日本人学生は、「英語で地元を説明するのは意外と難しい」「神社仏閣や歴史についての質問もあって想定外だった」「同じ地域でも隣の県のことは意外と知らないし行ったことがなくて説明するのが難しかった」「留学生はガイドブックをよく読んでいて驚いた」「わからないことはその場でスマートフォンで調べたりしながら説明した」等、ガイドをする難しさを話していました。
 

  自分たちの地元をガイドしてくれた日本人学生の感想

北 海 道


外国人留学生に自分の生まれ育った北海道を紹介できる機会ができてとてもうれしかったです。留学生たちからはさまざまな質問を受けたのですが、知床や自然豊かな場所についてたくさん聞かれたりして、札幌出身の私も行ったことのない場所を説明するのは難しかったです。それでも、自分の言葉で北海道の魅力を伝えることができたし、留学生が熱心に聞いてくれてとても楽しかったです。
 
【北海道出身】佐藤菜菜子さん(商学部3年)
 

東 京

大学のある八王子も東京。羽田空港や成田空港から八王子に来る間に東京を横断してきたり、すでに東京観光をした人もいるからか、東京の人気がイマイチだったのが残念です。都心部の観光スポットのことをを伝えるより、近隣のジブリ美術館のようにもっとコアな情報や範囲を広げて小笠原諸島等、都心にはない東京の魅力を話せたら、もっと盛り上がったかもしれません。
 
【東京都出身】相佐 真里奈さん(法学部1年)
小池 駿さん(文学部3年)、石井 晴香さん(商学部1年)
 

関 西

大阪や京都、奈良といった一般的な観光名所や食文化、料理の説明を中心に説明していたのですが、自分たちの地元が兵庫ということもあり、思うように話せなかったのが残念です。それでも興味深く話を聞いてもらえましたが、伏見稲荷大社といった神社仏閣のことや神社での作法、歴史について等の質問もありました。インターネットで調べながらの説明は、少し恥ずかしかったです。もっと歴史や日本の伝統について伝えられるように学ぶ必要があると感じました。
 
【兵庫県出身】石田 龍之介さん(法学部1年)
下田 実典さん(法学部1年)、小堀 咲楽さん(商学部1年)
 

九 州


九州は各県それぞれに特長があるので、全県の観光地や魅力を伝えるのは難しいと考えて地理から説明していきました。自分たちが偶然福岡出身だったので、自分たちの地元である福岡をメインに説明しました。特に料理の話は盛り上がりました。“もつ鍋”については、豚の内臓を食べる、ということに驚いていました。
 
【福岡県出身】河野 公彦さん(法学部4年)
キム ゼナさん(商学部3年)

 

沖 縄

今回は、沖縄出身の日本人学生の参加がなかったので、Gスクエアスタッフである自分たちが沖縄の紹介をしました。あまり詳しくないので、インターネットで公開される沖縄の動画や画像を見ながら説明しました。沖縄の海やサンゴ礁など、少し一般的な内容になってしまいましたが、素晴らしい自然と沖縄独特の文化に興味深く聞いてくれたのでよかったです。
 
【ガイド担当】木下 彰太郎さん(文学部2年)愛知県出身
小林 夏美さん(経済学部1年)東京都出身

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