05 REPORT

【第11回 IW実施報告】大学にいながら国際協力! 
フェアトレード商品を買ってアフリカ・アジアの途上国を支援しよう

2019年12月23日

インターナショナル・ウィーク 第11回 アフリカ・アジア諸国
 2019年11月18日(月)~11月22日(金)、中央大学生協多摩店舗にて、中央大学フェアトレード委員会(FACT)※と生協のコラボレーションによる秋恒例の「生協フェアトレードフェア」を開催しました。

 今年度も、インターナショナル・ウィーク期間中の開催となりました。第11回インターナショナル・ウィークのテーマは、「アフリカ・アジア諸国」です。

 これらの地域には、立場の弱い開発途上国が多数あります。日本では途上国で生産された日用品や食品が、驚くほど安価で販売されることがあります。しかしそのために、正当な対価が生産者に支払われなかったり、過酷な労働を強いられることがあるようです。そのような生産者を守り支援するために「フェアトレード」の取り組みがあり、中央大学フェアトレード委員会(FACT)※はその普及、啓蒙・啓発の活動をしています。

 会場では、FACTのメンバーは「フェアトレード」の普及活動の一環として、国際フェアトレード認証ラベルが付いた商品やフェアトレード専門ブランドの商品を販売しました。秋限定のチョコレート類、毎回完売となるスリランカのカレーペースト「カレーの壺」などの人気商品のほか、カレーの壺レトルトタイプ、クッキーやナッツ、手作りの雑貨などが並べられました。

 2008年から活動を継続してきた成果もあり、学内におけるフェアトレードの認知度は高いようで、このフェアを楽しみにている人もいました。足を止めて商品を選び、それを手に取って質問する多くの学生や教職員に対して、FACTメンバーたちが丁寧に説明していました。

フェアトレードとは?

「フェアトレード(公正貿易)」という貿易の仕組みは、発展途上国で暮らす生産者や労働者の生活向上を促すために、彼らの作った原料や製品を適正価格で取引するというものです。
 日本などの先進国で安価に販売されている商品の背景には、生産者に適正な対価が支払われていない、生産性を上げるために多量の農薬が使用され環境が破壊されている、生産するために子どもたちに不法労働させている…等の現状が隠されている場合があります。
 
 買い手である私たちが、生産者や労働者と適正価格で取引を行ない、それを継続することにより、生産者、労働者の生活は向上するうえ、私たちも良質な物を安定して手にすることができるようになります。
 

▲手の込んだ革製品や手作り小物等

▲毎回完売になるカレーの壺

▲素朴なクッキーやドライフルーツも人気

※中央大学フェアトレード委員会(FACT)

 中央大学フェアトレード委員会(FACT:Fair Trade Chuo University Team)は、フェアトレードの普及、啓蒙・啓発を目的とした学生団体です。FLP国際協力プログラムの林光洋ゼミが2007年度に行なった活動をきっかけにして、翌2008年度、同プログラム内に正式に設立されました、
 FACTは、中央大学生協と協力して、2008年度から春と秋の年に2回、フェアトレードフェアを開催しています。

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