05 REPORT

ミャンマーからの留学生が、日本への留学相談会をサポートしました

2020年09月18日

 2020年9月4日、ミャンマーから日本への留学(進学)
フェア「Online  Study in Japan Weeks 2020」において、中央大学の相談会イベントがオンラインで開催され、ミャンマーからの留学生3人が通訳兼回答者として中央大学ブースに参加し、大活躍しました。
 日本はミャンマーでは最も人気のある留学先で、このフェアは、ヤンゴン(ミャンマー)で毎年開催されている大きな催しです。世界中がコロナ禍にある今年度は、感染拡大防止や出入国制限を考慮してオンラインで実施されました。

 相談会は2部制で実施され、中央大学からは、白井宏副学長(国際センター所長/理工学部教授)のほか、ミャンマーからの留学生、本学の職員が出席しました。

 相談会に先立ち行われた大学紹介では、白井宏副学長が日本語と英語で挨拶し、中央大学で学ぶことのおもしろさや安心して留学できる環境が整っていることなどを紹介しました。続いて、3人の留学生が自己紹介しました。メイ ヤモンカインさん(法4)、ピョーピェー トーダーさん(商3)、ジン トゥトゥアウンさん(商3)は、母国からの相談者に向けてミャンマー語で挨拶をしました。
 メインの相談タイムでは、現地と映像を結び、オンライン通話とチャットを使って、ミャンマーの皆さんからの質問に対応しました。入学試験前の準備や入学試験について、学部や学科で学べること、学費や奨学金、ミャンマーの大学からの大学院進学について等、具体的な質問がたくさん寄せられていました。

 3人は、母国からの質問を日本語に訳し、職員による日本語の回答を即座にミャンマー語で答えたり、自分で答えられそうな内容は訳さずに回答する等、とても臨機応変に対応していました。ときには、自らの留学体験や日本での生活を回答に織り交ぜたりしながら、中央大学の良さもPRしていました。ミャンマー語だけでなく、英語での質問もあり、3か国語を同時に通訳するという難しい場面もありましたが、一生懸命に対応していました。

 母国ミャンマーと日本をつなぐ大きなイベントのサポートをやり遂げることができて、それぞれの自信にもつながったようです。

◀チャットに寄せられた質問の一例。ミャンマー語、日本語、英語が混在した際には、
常に頭の切り替えが必要だったようです

▲白井副学長はリモートでご挨拶しました

▲職員と相談しながら臨機応変に

▲休憩中も難しい質問への回答を検討

             留学相談会をサポートした留学生たちの声

母国と日本をつなぐ大きなイベントに関われてうれしいです
メイ ヤモンカイン(MAY Yamon Khaing)さん 
法学部 政治学科 4年 

 この相談会は母国と日本をつなぐ大きなイベントで、ミャンマーではとても有名です。自分も関わりたいと思いました。中央大学は、自分の個性を重視してくれて入学することができました。そしてここで学んだおかげで、日本の大手総研への内定が決まりました。中央大学は皆にお勧めしたい大学です。母国からひとりでも多くの後輩たちが私の大好きな中央大学に入学してもらいたいと思って、イベントをサポートしました。同時通訳はとても難しかったですが、とても良い勉強になりました。
私の日本での留学体験を、少しでも参考にしてほしい
ピョーピェー トーダー(PHYO PYAE Thawdar)さん 
 商学部 経営学科 3年 

  子どもの頃から日本のアニメが大好きで日本語を勉強してきました。将来は起業する夢があり、留学してからは、日本語をより上達させるために勉強しながら商学部では経営について学んでいます。私が日本に来てからの経験を多くのミャンマーの人たちに伝えよう、中央大学のことを知ってもらおうと思って、今日はお手伝いをしました。即時に通訳することはとても難しくて、とても緊張しましたが、この経験は将来のためにきっと役立つと思いました。もっと日本語の実力を付けて、通訳ということも勉強してみたいと思いました。
私の知らない中央大学を知る、よい機会にもなりました
ジン トゥトゥアウン(ZIN Thu Thu Aung)さん 
 商学部 商業・貿易学科 3年

 中央大学で先輩が学んでいて安心だと思ったし、経営や貿易について学びたくて、留学しています。以前の私と同じような夢をもつ母国の高校生に、中央大学の魅力を伝えたいと思って参加しました。通訳する作業は難しかったですが、私の知らない中央大学のことを学ぶことができて自分のためにもなったし、とても楽しかったです。日本に留学するためには、日本語だけでなく、母国の文化を皆に伝えられるように勉強しておくと良いと思います。多くの後輩たちが中央大学に留学してくれることを楽しみにしています。

▲日本にいるとミャンマー語を話す機会が少ないために、イベントがスタートしたときは少し戸惑ったそうです

▲中央大学で学ぶミャンマーからの留学生はこの3人だけ。いつも仲良くしていることもあり、息もぴったりでした

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