留学説明会を実施しました＜国際センター＞

　2021年10月1日（金）、留学説明会がオンラインで実施され、１～２年生を中心に３年生まで多くの学生が参加しました。
　2020年春以降、コロナウィルスの感染拡大により日本はもちろんのこと各国でも入国制限が実施されてきたために、海外留学は中止され、オンラインによる留学しかできませんでした。しかし、ワクチン接種完了など条件付きの「例外措置」を発出し、この夏～秋から徐々に海外留学が再開されてきました。中央大学からは約60人の学生が、秋学期の授業開始に合わせて各国の長期留学先に飛び立ちました。
　11月下旬には、中央大学が主導する2022年度長期留学〔秋派遣〕の募集が始まります。現在、本学には、長期留学、短期留学、学部が主催する海外プログラムの３スタイルの留学制度があります。今回の留学説明会では、留学制度の紹介、留学前後のスケジュールや費用（奨学金含む）、学内選考と留学に必要なGPA・語学スコアや倍率などについて、国際センター職員が説明しました。また、留学を検討する際に学生の心配事である帰国後の就職活動（企業が求める人材像含む）などや、学生からの事前受付した質問やリアルタイムにチャットなどで届いた質問に丁寧に回答していました。
　以下で、この説明会の様子をご紹介します。

●長期留学（半年～1年）
・交換留学：学生交換を実施している海外協定校への留学。各協定校によって応募資格は異なる。
・ISEP（アイセップ）：世界56カ国、343大学以上の高等教育機関のネットワークを持つコンソーシアム（大学連合組織）に参加している海外大学への留学。学内選考がある。留学中の取得単位は帰国後に本学の単位として認められる。
・認定留学：本学が認めた外国の大学などへの留学。自分で留学許可を申請する必要がある。留学中に取得した単位は帰国後の本学でも認められる。

●短期留学（約１カ月）
春季または夏季休暇中の約1ヵ月間を利用した語学研修等の研修制度。協定校（アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国など)で実施。事前授業・研修と併せて単位が修得できる。残念ながら、2022年は春季短期留学の中止が決まっている。

●学部主催の海外プログラム
各学部が主催している海外プログラム。短期間から半年間と長期のものまである。語学プログラムからフィールドワーク、インターン等あり、選考やプログラム内容は学部によって異なる。

　国内の人口減少や市場の海外進出、海外市場の活発化、オンライン交流の広がりなどが大きく関係し、国内企業におけるグローバル人材の需要は年々高まっています。企業が採用時に学生に期待する能力や資質として、「実行力」「チャレンジ精神」「コミュニケーション能力」を特に重視するようになっています。これらの能力は日本でも養うことはできますが、留学経験によって向上できた能力だと、留学した学生の多くが考えているようです。留学が企業の求める人材像に近づく近道であるといえそうです。
　留学時期を考えたとき、就活スケジュールに考慮しながら留学計画を立てる必要が出てきます。特に、休学や卒業延期をせずに３年次で留学する場合には、留学前の準備と自己分析・企業研究が平行し、留学中にエントリーや面接が重なる場合があります。留学先での勉強と並行して就活の情報収集をしたり、オンラインでエントリーしたり面接を受けたり、ボストンやロンドンンキャリアフォーラムといった海外でのイベントで就活することもできます。また企業によっては４年次夏、帰国後に留学帰国者向けの採用を予定しているところもあるようです。中央大学キャリアセンターでもそのような情報を得ることができるので活用してみましょう。

中央大学 国際センター（多摩キャンパス）
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