05 REPORT

国際教育寮に新しい仲間が入寮しました

2022年05月10日

▲国際教育寮と多摩キャンパス内の満開桜

 多摩キャンパスの桜が満開を迎えた2022年3月28日、中央大学国際教育寮(International Residence Chuo)に多くの寮生が入寮しました。スーツケースを転がしながら不安そうな面持ちで入ってくる学生、ご家族に見送られながら入寮する学生等、様々な光景が見られました。

 新寮生たちは国際教育寮到着後、自分が過ごすことになる部屋の確認、入寮の手続き、寮のルール等を教わり、寮内ツアーへ。RA(レジデンスアシスタント)、UL(ユニットリーダー)の寮生から設備等の説明を受けました。中には、宅配便で段ボールに入った荷物を持参する新寮生もいて、寮生のサポートを受けながら部屋やトランクルームへ荷物を運んでいました。
 特に、日本へ入国したばかりの外国人留学生にとっては、初めての国での電車移動等の不安が大きかったようですが、寮生たちに迎えられて話しをするうちに、少しずつ笑顔に変わっていきました。「どこの国から来たの?」「出身はどこ?」「あの子が同じ国の子だよ」「学部は?」……等。先輩寮生たちも彼らの緊張をほぐすように話しかけたり、入寮手続きの際に通訳をしたり、一生懸命にサポートしていました。
 RA寮生によると、この日以降に入寮する新寮生も多くいるようで入寮のサポートは4月いっぱい続くようです。また歓迎会やユニットごとでの顔合わせ等、いろいろなイベントも予定しているようで、にぎやかな新学期なりそうだと話していました。

 国際教育寮のコンセプトは、「多様性に富む国際教育寮での生活や交流を通して、様々な文化背景を持つ学生たちの多様な学びを促進すること」です。コロナ禍で、外国人の入国や日本人も他県への移動が難しい状況が続いていましたが、今春多くの寮生が入寮することにより、本来の目的により近い形で国際教育寮が運営されていくことが期待されます。
この日に国際教育寮へ入寮する新寮生が続々と到着!
寮の玄関入口で受付。新型コロナウィルスの感染予防対策として検温やアルコール消毒を行い、建物へ入りました。
入寮手続きと部屋の確認
オフィススタッフ、RA、ULと共に、これから過ごすことになる部屋をチェック。使い方の説明を受けながら備品の確認を行いました。その後は入寮手続きを行い、RAから寮での過ごし方やルールについての説明を受けました。
寮生による寮内ツアー
一通りの入寮手続きが終わったところで、RA、ULと共に寮内ツアーに出発。寮内にある設備や使い方、寮生たちが寮内でどのように過ごしているか等を紹介してもらいながら、寮内を回りました。留学生の中には、母国のマナーやルールと異なっているものもあるようで、時折戸惑いも見られましたが、和やかな雰囲気で雑談しながらのツアーを経て、安心したように見えました。

▲ここから寮内ツアー出発

▲寮生たちと話すうちに笑顔がこぼれます

▲5階の共用キッチンはIH対応。広々とした場所で調理できます

▲備え付けの調理用家電の使い方を教わります

▲調理道具や食器類

▲調理道具や食器類

▲男性用棟の入口

▲女性用棟の入口

▲RAと一緒にユニットへ

▲和室

▲ユニットリビング

▲ユニットリビングの説明を受ける様子

▲コイン式ランドリールーム

▲ユニット内のトイレ

▲リネン類

▲トランクルーム

▲メールボックス

▲ゴミの分別を教わります

今年度の寮長 牧野 圭汰さん(法2)からひとこと

 2022年3月28日、国際教育寮(IRC)に多くの仲間が入寮してきてくれました。これまではコロナウイルスの影響もあり海外からの留学生が入国できない状況でした。しかし、開寮3年目にしてようやく国際教育寮という名にふさわしい姿が垣間見えるようになりました。
 私は3年目を迎えたIRCの寮長として、IRCを多摩キャンパスのシンボルのような存在にしたいと思っています。そのためには、今年1年のみに注視するのではなく、今後に引き継げるモノやコトを多く残していきたいと考えています。特に、本年からSDGsの観点を多く含んだ寮運営を行い、IRCが中央大学のSDGs活動の最先端に立てるような取り組みを試みています。また、SDGsだけでなく、中央大学が目指す姿にふさわしい寮を目指して、19人のRA(レジデンスアシスタント)と協力して日々の運営に励んでいます。

▲新入寮生が安心して国際教育寮で過ごせるように、入寮の一日をサポートした寮生の皆さん。前列左が寮長の牧野さん(法2)

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