我々、中央大学茶道会は2月22日 に台湾の中正紀念堂にて行われた現地の台湾の方々をお客様とする日華友好茶会に参加させていただきました。普段我々が茶会を催す際は、事前の下見やこれまでの先輩方が残してくださった茶会の記録などを参考に茶会運営の大まかなイメージを描き臨んでおりましたが、今回の日華友好茶会は、場所が台湾であるということにより会場の下見を前日の限られた時間内でのみ行ったこと、また、一度にお席に入っていただくお客様の人数も今まで経験したことのないほど大勢ということで、これまでの茶会とは全く異なる初めてのお茶会となりました。茶会当日は、毎週のお稽古でお世話になっている先生方はもちろんのこと現地に 来られていた先生方のご指導で台湾の方々に非常に喜んでいただける茶会となりました。この茶会を通して、台湾の方々との交流はもちろんのこと、茶会において臨機応変に対応することなど様々なことを学ばせていただく素晴らしい機会となりました。
24日には世新大学の学生さんと交流する機会をいただきました。世新大学の学生さんたちは台湾の屋台などで売られている食品の食材や製造過程を紹介するだけでなく、我々に食させてくれるという機会を設けてくれました。また共通語だけでなく各地の方言や日本の文化など様々なことに興味を示し、我々に質問してくれたという点が非常に印象的でした。質問の中には、日本人である我々がわからず、答えることができないような質問もあり、このようなことを通して我々も日本の様々なことを改めて学ばなければならないなと認識させてくれた貴重な機会だったと思います。
最後になりますが、中央大学茶道会としては初めての海外でのお茶会を幹事長として経験することが出来たことを大変うれしく思います。またこの日華友好茶会に参加させていただくにあたり、学友会の皆様をはじめ様々な方に手助けをいただきながら無事に成功することが:来たことを改めて感謝いたします。
下川将央（しもかわ のぶひろ） 文学部西洋史専攻3年
