谷口 晃一(私立明治学院東村山高校)
Conference on Partial Differential Equations(偏微分方程式国際会議)
2014年5月28日-6月1日
ノヴァチェッラ(南チロル・イタリア)
私は、修士二年の五月末にイタリアの南チロルのノヴァチェッラで開催された偏微分方程式の国際会議に参加しました。会場は、観光地として有名なノヴァチェッラ大修道院で、修道院の周辺には、緑に色付いた山々やぶどう畑が広がっており、自然豊かな素晴らしい場所でした。この会議には、世界二四カ国から偏微分方程式に関連したさまざまな分野の研究者や数学者が参加しており、発表内容は流体・熱・波動方程式などの実解析的あるいは数値解析的手法による研究が多かったです。私は四日目に、非線形波動方程式の散乱問題に関する研究について、二〇分ほどの口頭発表をしました。国際会議への参加、英語での口頭発表は私にとって初めての経験であり、何もかもが挑戦でした。今回私が経験したこと、またそれを通じて感じたことを書きたいと思います。