02 GLOBAL PERSON

グローバル・パーソンを目指す中大生 vol.21

バレーボール界から日本を背負い、海外を体感する

石川祐希さん

法学部3年
[掲載日:2016年5月26日]

日本を代表するバレーボール選手として、注目を集める石川祐希。
高校生時代よりエースとして注目を集め、
大学進学後は最年少・18歳で
2016年8月のリオを目指す全日本代表入りを果たした。
その後、代表合宿、留学等を通じて海外に親しんできた彼は、
世界の舞台でも強豪国の選手たち相手に臆する素振りは見せない。
「日本という枠にとらわれずにプレーする」
バレーを楽しむことに貪欲に、世界に挑戦し続ける。

世界の強豪と戦うなかで、自分の実力を知る

 バレーボールの魅力は、ひとりでは成り立たないところ。ひとり、1回、ほんの一瞬しかボールに触れられなくて、それをプレーヤーでカバーしていくのが楽しいです。純粋にバレーボールが好きなので、練習も率先しています。バレーボールを楽しむには極めることが大事だと思っていて、逆に、極めればより楽しくなると感じています。
 これまで、海外チームと対戦する機会はアジア大会などでありましたが、世界各国のチームと競う国際大会は、2016年のリオデジャネイロへの出場を掛けた「FIVBワールドカップバレーボール2015」が初めてでした。楽しかったですね。世界の強豪チームと対戦できるところが特に。自分の力が通用する部分、しない部分が実感できて楽しかったです。試合を重ねる中で、自分がどれくらいの力を持っているのか海外選手と比較しながら知ることができ、成長に繋がったと思います。
 もともと中央大学に入学したのは、トレーニングにしっかりと取り組める大学だったから。体つきもよくなり、試合中の疲れを筋力でカバーできるようになりました。全日本チームの役割としてはディフェンスが重要視されているので、ディフェンスの意識を高く持ちつつ、オフェンス面も各国の選手と比べると高さとか、パワーとかがまだ足りていないので、もっと強化していきたいです。
 海外というものに対しては、もともと代表合宿などで海外に行っていましたし、2015年3月まではイタリアに留学して『モデナ』のチームでプレーしていたので不安感といったものはまったくありませんでした。モデナでの練習中も、自分としては日本とあまり変わらない感覚で取り組めていました。会話は英語をメインに使っていて、イタリア語は現地滞在中に勉強した程度。それでも、モデナの選手が誕生日を祝ってくれたり、一緒に年越しを過ごしたりできて楽しかったです。
 中大のチームメイトにも、日本という枠にとらわれずチャンスがあれば海外でプレーすることを勧めたいです。多くの選手と交流できますし、なによりバレーボールのレベルが高く、技術力のアップに繋がります。自分自身もまた、海外でプレーしたいです。

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